今月を視る (「むすぶ」2022年9月号より) ― 2022/09/19 14:49
沖縄を再び戦場にさせない! 安倍国葬反対!
沖縄から全国から「アベ政治」を一掃しよう!
沖縄県知事選・統一地方選
「9・11」と言えば多くの人が2001年9月11日に起こった米国での「同時多発攻撃事件」を思い起こす。一方、南米では、1973年9月11日、世界で初めて自由選挙によって生まれたチリの社会主義政権(アジエンデ政権)が野蛮な軍事クーデタによって倒された日と記憶されている。米国の9・11はその後の米国による「対テロ戦争」の時代を生み、チリの9・11は世界の戦争勢力はむき出しの軍事独裁による権力奪取、支配も厭わないことを明らかにした。いずれも歴史的には忌まわしい記憶である。
その9月11日が投開票日となった沖縄県知事選。結果は、投票終了とほぼ同時に玉城デニー現知事の当確が打ち出されことで早々と決着がついた。全国から玉城デニーの勝利を願った私たちにとっては安堵の一瞬だった。また、県議補選も玉城デニー候補とともに闘った上原カイザ候補が当選し、喜びはさらに大きかった。他方で、宜野湾市長選挙で市政を奪還することができなかったこと、名護市議選での反基地議員の減少(2議席減)など、玉城デニー県政を支える市町村議会での大きな前進を勝ち取れなかったことは、今後の大きな課題として残った。
こうして今回の沖縄の「9・11」は「平和で多様な沖縄」への新たな出発点として、辺野古新基地建設阻止、基地のない沖縄を決してあきらめない人々の記憶の日となった。
知事選、県議補選勝利の意味をあらためて確認する。今回、自公候補らがはっきりと「辺野古容認」を打ち出し、「県政不況」を再び持ち出す中、沖縄の有権者は「基地か経済」ではなく、「基地も経済も」
けっして諦めることなく、「平和で多様な沖縄」を玉城県政とともにめざすことを明確に示したことである。今では、使い古された「県政不況」というデマに惑わされる沖縄の有権者は、そう多くはない。「『今の知事が悪い』と言うけれど、(1人当たりの)県民所得はずっと全国最下位。その状況をつくったのは自民党の皆さんですよ」。告示の3日前、佐喜真候補の決起集会に上司の指示で参加したという60代の建設会社員のつぶやきが現在の状況を見る県民の意識を端的に語っている。
さらに重要なことは、政府がウクライナ戦争を利用し「台湾有事」を煽ることで、辺野古のみならず、沖縄、南西諸島のミサイル基地建設など大軍拡を多くの有権者が拒否したことである。沖縄を再び戦場にさせない!この声が沖縄の民意であり、知事選勝利の最大の意味である。
もう一つ注目すべきことは、今回投票した女性のうち、60%を上回る人が、玉城デニー候補に投票した(出口調査)事実だ。このことは、統一教会ズブズブの佐喜眞候補がアベ政治を体現する存在であり、子育て世代である30代、40代を含む女性の権利擁護とは相いれない政治姿勢であると敏感に感じとったことの反映である。今回、女性の多くは、アベ政治をはっきりと拒否したのだ。
安倍元首相の国葬強行は民主主義破壊の暴挙
岸田内閣の安倍国葬決定の経緯は、「アベ政治」そのものである。国会審議ではなく閣議決定を優先させるそのやり方は、第1次、第2次安倍内閣が、一貫して押し通してきた手法である。世論が反対であっても、強行してしまえば反対世論は沈静していくという民主主義とはおよそかけ離れた強権政治である。戦争法をはじめ数々の反民主主義法を強行成立させ、モリ・カケ・桜問題をうやむやにして逃げ切ろうとしてきた「アベ政治」。国葬決定をその「アベ政治」で乗り切れると目算した岸田内閣は、大誤算の状況に陥っている。毎日新聞(9月19日)の世論調査によれば、岸田内閣の支持率はついに3割を切った。岸田内閣は「安倍氏が死去したため、調査対象としない」と説明しているが、同調査で、「安倍氏と旧統一教会との関係についても調査すべきだ」が68%に、安倍国葬反対は62%に上り、賛成の2倍~3倍となっている。国葬中止を求める声と闘いは、「アベ政治」を踏襲する岸田政権を大きく包囲している。今こそ、日本の政治から「アベ政治」を一掃する時だ。
沖縄から全国から「アベ政治」を一掃しよう!
沖縄県知事選・統一地方選
「9・11」と言えば多くの人が2001年9月11日に起こった米国での「同時多発攻撃事件」を思い起こす。一方、南米では、1973年9月11日、世界で初めて自由選挙によって生まれたチリの社会主義政権(アジエンデ政権)が野蛮な軍事クーデタによって倒された日と記憶されている。米国の9・11はその後の米国による「対テロ戦争」の時代を生み、チリの9・11は世界の戦争勢力はむき出しの軍事独裁による権力奪取、支配も厭わないことを明らかにした。いずれも歴史的には忌まわしい記憶である。
その9月11日が投開票日となった沖縄県知事選。結果は、投票終了とほぼ同時に玉城デニー現知事の当確が打ち出されことで早々と決着がついた。全国から玉城デニーの勝利を願った私たちにとっては安堵の一瞬だった。また、県議補選も玉城デニー候補とともに闘った上原カイザ候補が当選し、喜びはさらに大きかった。他方で、宜野湾市長選挙で市政を奪還することができなかったこと、名護市議選での反基地議員の減少(2議席減)など、玉城デニー県政を支える市町村議会での大きな前進を勝ち取れなかったことは、今後の大きな課題として残った。
こうして今回の沖縄の「9・11」は「平和で多様な沖縄」への新たな出発点として、辺野古新基地建設阻止、基地のない沖縄を決してあきらめない人々の記憶の日となった。
知事選、県議補選勝利の意味をあらためて確認する。今回、自公候補らがはっきりと「辺野古容認」を打ち出し、「県政不況」を再び持ち出す中、沖縄の有権者は「基地か経済」ではなく、「基地も経済も」
けっして諦めることなく、「平和で多様な沖縄」を玉城県政とともにめざすことを明確に示したことである。今では、使い古された「県政不況」というデマに惑わされる沖縄の有権者は、そう多くはない。「『今の知事が悪い』と言うけれど、(1人当たりの)県民所得はずっと全国最下位。その状況をつくったのは自民党の皆さんですよ」。告示の3日前、佐喜真候補の決起集会に上司の指示で参加したという60代の建設会社員のつぶやきが現在の状況を見る県民の意識を端的に語っている。
さらに重要なことは、政府がウクライナ戦争を利用し「台湾有事」を煽ることで、辺野古のみならず、沖縄、南西諸島のミサイル基地建設など大軍拡を多くの有権者が拒否したことである。沖縄を再び戦場にさせない!この声が沖縄の民意であり、知事選勝利の最大の意味である。
もう一つ注目すべきことは、今回投票した女性のうち、60%を上回る人が、玉城デニー候補に投票した(出口調査)事実だ。このことは、統一教会ズブズブの佐喜眞候補がアベ政治を体現する存在であり、子育て世代である30代、40代を含む女性の権利擁護とは相いれない政治姿勢であると敏感に感じとったことの反映である。今回、女性の多くは、アベ政治をはっきりと拒否したのだ。
安倍元首相の国葬強行は民主主義破壊の暴挙
岸田内閣の安倍国葬決定の経緯は、「アベ政治」そのものである。国会審議ではなく閣議決定を優先させるそのやり方は、第1次、第2次安倍内閣が、一貫して押し通してきた手法である。世論が反対であっても、強行してしまえば反対世論は沈静していくという民主主義とはおよそかけ離れた強権政治である。戦争法をはじめ数々の反民主主義法を強行成立させ、モリ・カケ・桜問題をうやむやにして逃げ切ろうとしてきた「アベ政治」。国葬決定をその「アベ政治」で乗り切れると目算した岸田内閣は、大誤算の状況に陥っている。毎日新聞(9月19日)の世論調査によれば、岸田内閣の支持率はついに3割を切った。岸田内閣は「安倍氏が死去したため、調査対象としない」と説明しているが、同調査で、「安倍氏と旧統一教会との関係についても調査すべきだ」が68%に、安倍国葬反対は62%に上り、賛成の2倍~3倍となっている。国葬中止を求める声と闘いは、「アベ政治」を踏襲する岸田政権を大きく包囲している。今こそ、日本の政治から「アベ政治」を一掃する時だ。
「むすぶ」目次 (2022年9月号) ― 2022/09/19 14:50
■ 今月を視る / 沖縄を再び戦場にさせない! 安倍国葬反対!
沖縄から全国から「アベ政治」を一掃しよう!
■ 解説 /「大崎事件」殺人・死体遺棄罪43年に及ぶ原口アヤ子さんの冤罪を晴らす闘い(2)
即時抗告の闘いを全力で支援し、再審開始決定を! 東大阪市 藤田敏雄
■ Q&A / 防衛省 来年度概算要求に金額示さぬ「事項要求」100項目以上
■ Music Corner / 海勢頭 豊さんの歌 『さとうきびの花』 印西市 若谷政樹
■ 映像あんない / 映画『島守の塔』 監督・脚本:五十嵐 匠 事務局 岡本 誠
■ 読者つうしん / 「宝の島」馬毛島が米日の軍事基地に??! 河内長野市 伊藤正純
■ おしらせ & 編集後記
沖縄から全国から「アベ政治」を一掃しよう!
■ 解説 /「大崎事件」殺人・死体遺棄罪43年に及ぶ原口アヤ子さんの冤罪を晴らす闘い(2)
即時抗告の闘いを全力で支援し、再審開始決定を! 東大阪市 藤田敏雄
■ Q&A / 防衛省 来年度概算要求に金額示さぬ「事項要求」100項目以上
■ Music Corner / 海勢頭 豊さんの歌 『さとうきびの花』 印西市 若谷政樹
■ 映像あんない / 映画『島守の塔』 監督・脚本:五十嵐 匠 事務局 岡本 誠
■ 読者つうしん / 「宝の島」馬毛島が米日の軍事基地に??! 河内長野市 伊藤正純
■ おしらせ & 編集後記