学習会 「災害廃棄物(がれき)の広域処理がもたらすもの」 案内2011/11/10 19:49

日時:11月14日(月) 19:00~21:00
場所:エルおおさか 6階 603号室 
参加費:一般500円、学生・非正規等300円

 岩手・宮城県の災害廃棄物(がれき)の広域処理について、「すでに受け入れている」「受け入れを検討している」が、4月の調査時点での572市町村から54市町村に激減しています。
 政府やマスメディアは、その原因を「放射性と混同」と自治体や住民側の「誤解」、「無知」をあげていますが、実際は、政府の情報隠しに住民が抗議し自治体の安全対策を追及したことで、政府の言うことを鵜呑みせず、自治体独自の慎重な判断が大きく広がったからです。
 政府・環境省は「放射性セシウム濃度が、1キロあたり8千ベクレルから10万ベクレルまでのものは、所定の処理を施せば、各自治体の既存の最終処分場で埋め立てられると定められている」といいます。しかし、「所定の処理」の内容も、「安全の確保」も、具体的には何も明らかにされていません。
 例えば、京大原子炉実験所のような研究施設から出た「低レベル廃棄物」はどのような基準で処分・保管されているのでしょうか。その基準は「各自治体の最終処分場に埋め立てても大丈夫」という「8千から10万ベクレル」と比較して、どうなのでしょうか。

 こんな疑問をひとつひとつ解き明かしながら、しっかり自治体交渉に臨んでいくための学習会です。すでに交渉を開始している仲間の経験も交流したいと思います。ぜひご参加ください。